なばなの里・花市場(三重県桑名市長島町)にて、赤と青紫のコントラストが見事な垂れ下がるように咲いている花に出会いました。
フクシア(ホクシア)とかツリウキソウと呼ばれる花で、その姿から「貴婦人のイヤリング」とも呼ばれるようです。何科の花か?とかは専門サイトに譲ります。鉢で600円ほどで他にも赤白のコンビ色もありましたが、断然赤と青紫に引き寄せられ、購入してきました。
フクシア(fuchsia)5月に下向きに咲く貴婦人のイヤリング
鉢で購入してきましたので、撮影場所は自宅です。今回はマップは割愛させていただきます。鉢を窓際に置き、自然光のみで撮影しました。
窓際、背景窓のフクシア全体像
窓際、背景窓のフクシア全体像 2021-05-03
SONY α7Ⅲ
Carl Zeiss Makro-Planar T* 2/50 ZE
f/11、1/25sec、ISO-100、WB-5000K
全体像です。2つの花がまさにイヤリングのように見えました。可愛らしい花なので、なるべく可愛らしく仕上げるつもりで、すこしでも柔らかくなるように、ほぼ逆光で撮影しました。
手前が流石に暗くなり過ぎたので、レフ板で光を足しました。
窓際、背景窓のフクシア寄り
窓際、背景窓のフクシア寄り 2021-05-03
SONY α7Ⅲ
Carl Zeiss Apo-Sonnar T* 2/135 ZE
f/2.8、1/320sec、ISO-100、WB-5000K
これが今回のメインレンジのつもりでした。色については最も信頼できるレンズ、アポゾナーに変えて撮影。逆光で柔らかく優しく、かつ色乗りも活かして…。でも初めてこの花を見た時の感動はこんなものではない。
窓際、背景窓のフクシア・マクロ
窓際、背景窓のフクシア・マクロ 2021-05-03
SONY α7Ⅲ
Carl Zeiss Makro-Planar T* 2/50 ZE
f/8、1/60sec、ISO-100、WB-5300K
もう一度マクロプラナーに戻し、さらにマクロ領域に踏み込む。見えてくる限界。これはこれで美しいが、この色はこんなものではない。
窓際、サイド光のフクシア(f/4)
窓際、サイド光のフクシア(f/4) 2021-05-03
SONY α7Ⅲ
Carl Zeiss Makro-Planar T* 2/50 ZE
f/4、1/400sec、ISO-100、WB-4400K
思い切って光の角度を変える。いつも通り赤に露出を合わせ、EV-1.0。イメージに近づく。青紫が露出を落としたことでより青に近づく。もっとも見せたかった花弁の青紫に入る赤の筋。2段絞ることで花弁の質感が出て、劇画タッチに。か、可愛らしくはなくなったが、最初に見て感動したイメージはまさにこれ。
窓際、サイド光のフクシア(開放)
窓際、サイド光のフクシア(開放) 2021-05-03
SONY α7Ⅲ
Carl Zeiss Makro-Planar T* 2/50 ZE
f/2、1/320sec、ISO-100、WB-4200K
上の画をもっといろいろ撮りたかったが、右の花が動きファサっと首が垂れる。光も少し変わったので、今度は開放で勝負してみる。これはこれでフクシアらしく下を向いた画が撮れました。
フクシア(fuchsia)5月に下向きに咲く貴婦人のイヤリングの自己添削
蕊(しべ)の先端から花弁まで距離があるので、撮影は角度が決まってしまいがちな非常に難しい花でした。この花の妖艶ながらも可愛らしいイメージは前半の逆光かもしれない。しかし「何だこの色は!」と感動した最初のイメージは、まさに4枚目のローキーf/4。ラストの開放も捨てがたいが。
皆さんのお好みは何枚目でしょうか?
フクシア(fuchsia)5月に下向きに咲く貴婦人のイヤリングに関するリンク
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