おっさん写真道犬山支部員(勝手に名乗っているだけ)による写真対決、第十四回のテーマは「木製」でした。前回から参加者が5名に増え、採点者もその時そこにいた人全員にご協力いただいております。ルールは一枚ずつ出し合っての勝負で、一位に3点、二位に2点、三位に1点。ただし参加者は自分以外の候補に割り振ることとしています。
テーマ「木製」で写真対決
このブログではExifと共に、撮影場所まで公開しておりますが、写真対決は撮影場所は割愛させていただきます。
Iさんの候補作品
Cさんの候補作品
Sさんの候補作品
Yさんの候補作品
Aさんの候補作品
対決
木製写真対決も参加者の5名だけでなく採点には他に7名加わり、計72点を奪い合いました。ただし参加者は自分以外の作品のみ加点できます。
タイトル「三猿」
SONY α7Ⅲ
Carl Zeiss Makro-Planar T* 2.8/60 C MMJ
f/16、1.5sec、ISO-100、60mm
Aさんの作品 計25ポイント
木製対決はAさんの作品が頭一つ抜けて25得点で優勝。「見ざる、言わざる、聞かざる」の順番は日光東照宮と同じなんだそうですが、丸っこく見える両サイドのお猿さんがバランスを取っています。中でも主題となっている「聞かざる」の描写が見事で、絞っているにも関わらず作為を感じます。上下の黒部分を落とし込むことで、主題の光のコントラストが活きました。
次席にはCさんの作品。なんと金属製は被写体かぶりを見事に制しましたが、木製も木彫りの猿として被っていました。被写体力は素晴らしいものがありましたが、夜の撮影と思われる被写体は、自然光をふんだんに取り入れたAさんのコントラストにかないませんでした。RAW現像で陰影をよりくっきり出しても面白かったかもしれません。
3位は僅差でSさんの作品。ミニチュア?、組み立てられた木材の強度を見ているだけでも楽しい写真ですが、室内で被写界深度を稼ぐため、ISOが上がっています。その影響か?、クッキリ感がもう一つでした。また、この中のどこを見せたいのか?、もっとも手前に見える部分から梁にかけてであれば、左と上をトリミングしても良さそうです。
Yさんの作品は、板が描くラインと、その木目が楽しい写真でした。この部屋の光量がわかりませんが、ホワイトバランスの調整が必要だったかもしれません。
Iさんの作品は、単なる遊具ではなく自然を取り入れた感じがあり、天気も良くここで子供を遊ばせてあげたいと思えるものでした。写真的には天候が良い分、光の当たっている部分とそうでない部分のコントラストがきつすぎるので、RAW現像でハイライトを詰め、シャドウを持ち上げるともう少し雰囲気が出たように思います。
次回の写真対決テーマは?
次回以降のテーマは、第十五回が「花火」、第十六回が「液体」とします。決戦は9月6日(金)です。
細かい規定はありませんがRAW現像はOKとしています。カメラ内で出来るようなエフェクト、HDRもOK。Photoshop等での比較明を含めた合成は、今のところなし。
作品のサイズも自由ですが、採点者に見せるときのモニターは3840×2140の4Kモニターです。今のところ参加者の提出サイズは3:2もしくは4:3ですが、実は16:9が有利?。またこれまた今のところ縦画角がありませんが、その場合はモニターを縦にして見せます。ただし、WEBで紹介するときはそのままです。
↓ぽちっとお願いいたします。
この記事を気に入っていただけましたら、拡散(シェア)いただけると嬉しいです。
コメント