明治村

 12月の休日、娘たちが謎解きをやっている明治村に行きたいというので、自分もカメラを持って出かけてきました。自分にとっては年賀状用の写真が撮れていなかったのでそれがメインだったのですが、行ってみると被写体力めっちゃ強いのが目白押し。結局一日だけでは自分が満足できず、二度に渡って撮影してきました。

博物館明治村

 明治村と言えば、フランク・ロイド・ライト(Frank Lloyd Wright)が設計した帝国ホテル。車を反対の赤坂離宮正門の方に止めてしまったので、まずはレトロなボンネットバスに乗り終点の帝国ホテルに向かいます。これが正解でした。園内を簡単にガイドしてもらいながら全体像を把握できました。

帝国ホテル中央玄関

 空間の魔術師と呼ばれるアメリカの建築家フランク・ロイド・ライトが手掛けた帝国ホテルの中央玄関部分が移築されています。

帝国ホテル中央玄関

SONYα7Ⅲ SEL24105G 2018-12-02
f/8・1/100秒・ISO-100・33mm・WB-5500K

 風も穏やかだったので、池にも写して…なんてお決まりのアングルですが、イルミネーションの準備がちょっと残念。夜はめっちゃ綺麗でしたが…。

帝国ホテルロビー

帝国ホテルロビー

SONYα7Ⅲ SEL24105G 2018-12-02
f/4・1/160秒・ISO-3200・36mm・WB-3500K

 建物内は三脚が使えません。感度を上げての撮影となります。ライトの真骨頂!、彫刻された大谷石や、透しテラコッタ(レンガ)で装飾されたロビーは圧巻です。中二階?の空間はパイプ椅子が景観を損ねています。水平保ちながらパイプ椅子を写らないようにし、望みの画角にするのに苦労しました。

帝国ホテルロビー「光の籠柱」

帝国ホテルロビー「光の籠柱」

SONYα7Ⅲ SEL24105G 2018-12-02
f/4・1/125秒・ISO-6400・39mm・WB-3500K

 「光の籠柱」は、ほんの少し角度を変えただけで、様々な表情を見せてくれます。

前橋監獄雑居房

 何となく入った前橋監獄雑居房。さすが監獄だけあって、木製ながらがっちりとした造りや、錠に目が行きました。

房内

房内

SONYα7Ⅲ SEL24105G 2018-12-02
f/4・1/200秒・ISO-800・63mm・WB-AUTO

 閉ざされた空間の中に、寂しげに写る木目に目が行きました。木目の階調だけ見てほしかったので、モノトーンにしました。

錠

SONYα7Ⅲ SEL24105G 2018-12-02
f/4・1/160秒・ISO-1600・61mm・WB-AUTO

 鉄の錆(さび)、木の質感に目が行ったので、ピント位置もそこですが、後から見ると鍵穴にも目が行きます。感度を上げてF8くらいまで絞るべきだったか?。ピント位置鍵穴も撮ってあったのですが、画角はこちらが気に入りました。

蒸気機関車12号・9号

 もう一度撮影に行かなくては!と思わせてくれた一番の動機が、この蒸気機関車の人力転車台(ターンテーブル)です。12月2日の機関車12号の時はタイミングを逃してしまったが、12月16日の機関車9号(ジョージナイン)は最初から狙っていました。

 場所は明治村名古屋驛前の階段のところ。この時はターンテーブルは後でも撮れるだろうと思っていたので、紅葉とSLを収めることに集中していました。

紅葉と機関車12号

紅葉と機関車12号

SONYα7Ⅲ SEL24105G 2018-12-02
f/4・1/400秒・ISO-400・60mm・WB-AUTO

 主題は紅葉。紅葉(もみじ)と臙脂色(えんじいろ)の絨毯が綺麗でした。あくまで副題の蒸気機関車が贅沢です。12のエンブレムもちゃんと読み取れるでしょ。

手動転車台と機関車9号

手動転車台と機関車9号

SONYα7Ⅲ SEL70300G 2018-12-16
f/5.6・1/320秒・ISO-800・198mm・WB-AUTO

 客車の最後尾デッキから出ると、ちょうど機関車を手動で回しているところでした嘘です狙ってました。レンズは望遠。あらかじめ画角もこれくらいだろうと調整し、珍しく連写モード。正面から狙えるのはこの位置だけです。

 題して「ノスタルジックナイン」ってことで、モノトーンにしました。周辺減光はそれっぽくするための加工です。

菊の世酒蔵

 酒好きとしては抑えておかないといけない酒蔵です。1月19日(土)20日(日)には燗酒フェスも行われるようです。

石垣と焼杉板

石垣と焼杉板

SONYα7Ⅲ SEL24105G 2018-12-16
f/10・1/320秒・ISO-1600・32mm・WB-5500K

 菊の世酒蔵の裏手にまわると、この光景に出会えます。石垣と焼杉板の黒の対比が面白いですよね。水平を保ちながら、すっぱり対角線構図にしてみました。

木製の柄杓

木製の柄杓

SONYα7Ⅲ SEL24105G 2018-12-16
f/4・1/125秒・ISO-12800・105mm・WB-3500K

 とにかく暗い。すべて限界に挑戦したみたいなExifになってます。開放端、望遠端、ISOも使えるのはこのあたりまでか?。手前の古いほうと思われる柄杓の木目が気に入りました。ピント位置もそこになってます。

木製の暖気樽(だきだる)

木製の暖気樽(だきだる)

SONYα7Ⅲ SEL24105G 2018-12-16
f/4・1/125秒・ISO-12800・51mm・WB-3500K

 木製の暖気樽(だきだる)です。酒のもととなる酒母の桶に、この暖気樽に熱湯を入れ投入します。熱伝導性が悪いのが急激な温度変化をしないのでコントロールしやすかったとか。これも杉と思われますが、いい光沢です。

鐵道寮新橋工場・機械館

 機械館には、リング精紡機や、菊花御紋章付平削盤などの重要文化財がありました。機械好きとしてはたまらない展示もあります。

フルファッション靴下編機

フルファッション靴下編機

SONYα7Ⅲ SEL24105G 2018-12-16
f/4・1/100秒・ISO-6400・41mm・WB-4500K

 あのギアがエグイってことで、ピントもそこです。

リング精紡機

リング精紡機

SONYα7Ⅲ
Carl Zeiss Makro-Planar 2/50 ZE 2020-12-16
f/4・1/45秒・ISO-800・50mm・WB-4800K

 重要文化財のリング精紡機です。奥行きの感じられる斜めからのショットではなく、あえてのど正面。ピントはあの細くなった結び目です。薄暗い館内なのでISOやSSもギリギリです。三脚も迷惑にならない程度であれば、禁止というわけではなさそうなので、もっと絞ってISO-100で撮りたい。

京都市電

 麺どころ「なごや庵」でうどんを食べていたら、旧市電京都駅に市電が入ってきました。

京都市電

京都市電

SONYα7Ⅲ SEL24105G 2018-12-02
f/4・1/320秒・ISO-400・75mm・WB-5500K

 何やらカメラを持った人たちが一定方向に向け綺麗に並んでいます。ちょうど一人分空いているスペースに自分も入り、この市電がきたところでパチリ。

きらめき明治村

 2019年1月14日までの土日祝日と2.3日は、きらめき明治村と題してプロジェクションマッピングやイルミネーションが綺麗です。

和傘

和傘

SONYα7Ⅲ SEL24105G 2018-12-02
f/4・1/100秒・ISO-6400・105mm・WB-3000K

 ほかのイルミネーションも綺麗だったのですが、特に心に残ったのがこの和傘でした。

明治村に関するリンク

 2019年は元旦から営業しているようですので、皆さんも出かけてみては。きらめき明治村(イルミネーション)16:00~19:30は2日からのようです。詳しくは下記オフィシャルサイトを参照してください。

博物館明治村オフィシャルサイト

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